2009年10月folkcraft 民芸品、凧、こけし、はりkアーカイブ

ひな人形とは3月3日の雛祭りに使う時の人形です。
雛祭りの起源は平安時代、京都宮中で貴族の子女の雅びな「遊びごと」として行われていたというのがこの雛祭りの由来だそうです。ただしこの時はあくまでも「遊びごと」で、儀式のような物ではなかったようです。

雛祭り|ひな人形の写真
写真:ひな人形の民芸品

平安時代に由来するこの雛祭りは江戸時代になって、女子の「人形遊び」と節物の「節句の儀式」と結びつき、全国的に広まり、ひな人形が飾られるようになりました。
この時代は、災厄をこのひな人形に身代りさせるという意味合いで行われていたようです。
そういった祭礼的意味から、裕福な武家子女など、地位の高い家柄の女性の嫁入り道具にもなっていきました。
その為、自然と華美になり、現在のような贅沢で荘厳な、ひな人形となったのです。
うずらは宮崎県地方でも古くから親しまれてきた野鳥だったようです。このうずらをモデルにして車輪をつけて子供の玩具にしたのがこのうずら車。

うずら車(うずらぐるま)写真|宮崎県の民芸品
写真:うずら車画像。
タラの木でできており、明るい配色、紋様が特色です。
延命長寿、無病息災の縁起物のとしても愛されているようです。

うずら車(うずらぐるま)写真|宮崎県の民芸品

三春の張子人形から玉兎の写真

玉兎写真画像|三春張子人形|福島県の民芸品
写真:三春の張子人形玉兎

この玉兎は縄文うさぎだそうです。なぜかというと縄文兎は目が黒いのだそうで。
目が赤いのは中国由来のうさぎになるそうです。

写真の兎のめは黒いですね

玉兎(たまうさぎ)写真画像|三春張子人形|福島県の民芸品
写真:三春の張子人形玉兎
旗にぶら下がり風が吹くと去る上に登っていく昇り猿。

昇り猿写真画像,のぼりざる,宮崎県の民芸品
画像:「昇り猿」の写真

 この「昇り猿」は、延岡藩内藤家の下級武士たちの手内職からと伝えられています。
この猿、張子でできており、顔のまわりの羽毛は猿田彦という神様の髭、背中の鼓は祝詞、幣はお祓のためと、全身にありがたい神具をつけた姿をしており、とてもありがたい縁起物なのだとか。

そのため、子供の出世祈願、無病息災、平和祈願、豊作を願ったもので、5月の端午の節句に鯉のぼりなどと同じく、庭に揚げられていたものだそうです。

昇り猿写真画像

画像:「昇り猿」の写真。幟の部分が風に吹かれると猿が上に上がっていく構造になっている




古賀人形は長崎県の民芸品で、日本の代表的な土人形のひとつ。(その他の土人形は京都の伏見人形、仙台の堤人形などがあります)
江戸時代、大村藩士小川家が長崎市古賀町に定住し、三代目小川小三郎の代に、京都の土師が諸国巡暦中、同地に立ち寄った際に土器製作の技法を彼に伝えたのが起源といわれています。
そのため京都の伏見人形の流れをくんでいるんだといか。

古賀人形の特徴は長崎という文化を反映した、異国情緒豊かな民芸品である事です。
またべったりとした彩色が特徴で、ムラのない色使できれいで美しい人形となっています。
おなじ京都の伏見人形の流れでも、米沢の相良人形などとはずいぶん彩色の感じが違いますよね。

古賀人形画像,阿茶さん画像写真,長崎の民芸品
写真は古賀人形「阿茶さん」という人形画像

「阿茶」とはアチラの方ようするに、外人の方の意味だそうですが、この人形は中国人のことをいっている。両手にだいているのはシャモだそうです。
中国貿易当時、貿易船役人が唐人屋敷(長崎にあったそうです。)で、シャモを飼って楽しんでいたというところからシャモを抱いた姿を描写したそうです。
一度は見た事があるかもしれませんねこのビードロ。
息を上のストロー上のところから吹くと「ポッペン、ポッペン」と音が鳴る面白い民芸品です。
底の部分がとても薄い弾力性のあるガラスでできており、息を吹きかけると薄いガラスが下に下がり、息を止めて、口をなはすとそのガラスがもどってくるので「ポッペン!」と音が出ます。

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写真はビードロの画像

ポルトガル語でガラス、ガラス製の器具のことvidro(ビードロ)といいます。室町時代に、長崎に来たオランダ人がこのビードロの製法を伝えたそうす。
ただ、なかなかに製法も難しい為、貴重品だったようですね。

おもちゃのビードロ細工は、江戸時代、浮世絵師の歌麿が、「ビードロを吹く女」なんていう絵を描いています。その当時もけっこう人気があった玩具だったようですね。


鯛車(たいぐるま)は、鹿児島神宮の郷土玩具の一つで現在は観光客の民芸品お土産としてしられています。
下の写真の鯛車の胴体、真ん中あたりに鹿児島神宮の文字がみえますね。

鹿児島神宮ご神体、山幸彦の話をもとに作られており、海の神のこの宮を訪れ、鯛から釣り針を取り戻す、とい う、海幸彦・山幸彦神話に基づき作られた玩具なのです。
子どもの疱瘡除けのまじないともされているようです。

鯛車画像、たいぐるま画像、鯛車写真
写真は鯛車(たいぐるま)の画像

デフォルメされ鯛の形と木そのものの作りがなんとも味を出していますね。


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