2009年7月folkcraft 民芸品、凧、こけし、はりkアーカイブ

「えじこ」という言葉は聞き慣れないとおもいます。あまり知っている方もいないのでは?

「えじこ」「嬰児籃」とかきます。
「えじこ」とは東北の農家のお百姓さんが畑仕事などの農作業をしている時などに、自分の赤ちゃんをかごの中にいれておき、出歩いたりしないように保護していた、赤ちゃんをいれておく藁で編んだ籠のことです。

外に持ち出せる円形のベビーベット?もしくは、ゆりかご?(揺れたりはしませんが)のようなものといえるかもしれません。
この「えじこ」に赤ちゃんがはいっている姿を、木彫りの人形としてつくられたのが「こけしのえじこの人形」です。
こけしと供に、とてもかわいらしい姿をしているため、この姿が人形にも採用されたのでしょうか?

えじこ、えじこの人形、えじこのこけし人形

こけしのえじこ人形
こけしのえじこ人形画像
赤ちゃんの胴体のぶぶんが球体になっており、くるくる動くしくみになっています。

こけし人形、えじこ写真
こんな、えじこの玩具もあるようです
上の赤ちゃんの顔の部分が蓋になっておりそこをとりはずすと、なかなら小さなこけしがでてくる仕掛けなっています(下の写真参照)
子供が遊ぶものとして、かわいらしいく作られているのかもしれませんね。

こけし人形 えじこ写真
中には小さなこけしが3つはいっています。


八幡馬(やわたうま)は、青森県八戸市周辺の地方を中心に、約700年前からある郷土玩具民芸品です。
非常にきれいな色彩で、赤と黒の馬が対で作られているのが特徴です

yawata.jpg

約700年前頃に、青森県南部の八戸のあたりにいた木工師が、木彫りの馬をつくっていたのが八幡馬のはじまりであるようです。

その後、これが農民の間につたわり、副業として馬をつくりお土産として、寺社の参詣者に売られるようになりました。またこの青森八戸地方を治めた南部家の鎮守櫛引八幡宮の流鏑馬(やぶさめ)において奉納されたりもしたとか。

こういった民芸品が農民の副業とさているのは、山形の民芸品、お鷹ぽっぽで有名な【笹野一刀彫り(ささのいっとうぼり)】なんかとも通じるものがありますね。

昔の八幡馬の人形は、背中の部分の毛などに、本物の馬の毛を植えていたとか。さらに形状ももっと素朴でシンプルなものだったようです。

大正のころには色鮮やかな模様で造られるようになり、現在の美しい八幡馬(やわたうま)の形がかくりつさていたようです

福島県、三春の民芸品である三春張子人形の代表的な物といえばこの鞨鼓(かっこ)です。


kako.jpg

写真は三春張子人形鞨鼓(かっこ)の画像 

羯鼓(かっこ)とは雅楽で使われる打楽器でのことです。鼓の一種。奏者の正面に横向きに置き、先端を団栗状にしてある桴を使って左右両面を打つ。唐楽で使われ、指揮者の役目を持つ。高麗楽では三ノ鼓が使われる。(ウィキペディアより)

この作品では自分のお腹のあたりに羯鼓(かっこ)つけ、両手の桴で打ち鳴らしながら、舞い踊っている女性の躍動感ある一瞬描写した作品で、三春張り子の代表的な傑作です。また衣服に描かれている花の文様なども非常に繊細できれいに描かれています。
サイズは高さ20cm程度。
kakousiro.jpg

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